日本物理教育学会
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日本物理教育学会 平成16年度第2回理事会 2004年10月2日(土)における

 

近畿支部支部報告

 

行事報告

1.「物理教育を考える会Part I 」(大学入試問題検討会)

実行委員長:中田博保:(大阪教育大学) 

        実行委員:京都…(沖花彰・萬處展正・小川雅史)、大阪…(中田博保・鈴木健一)、

        兵庫…(山県民穂・大平雅子)

第1回:2004年6月19日(土)京都教育大学 

入試問題を討議した大学 9校
龍谷大学、関西学院大学、関西大学、京都工芸繊維大学、同志社大学、立命館大学、
京都産業大学、神戸大学、京都教育大学

参加者 41名(大学関係者14名、高校関係者22名、予備校、出版社5名)
第2回:2004年6月26日(土)大阪教育大学天王寺キャンパス 

入試問題を討議した大学 7校
大阪大学、大阪工業大学、大阪市立大学、大阪府立大学、近畿大学、奈良女子大学、
和歌山大学

参加者42名(大学関係者16名、高校関係者20名、予備校、出版社6名)
第3回:2004年7月3日(土)甲南大学

入試問題を討議した大学 6校
大阪電気通信大学、大阪教育大学、摂南大学、甲南大学、京都大学、兵庫県立大学

参加者38名(大学関係者17名、高校関係者15名、予備校、出版社6名)
議論
京都会場では参加大学の数が9校と多く、深い議論をするには時間が不足。
大阪会場では対数グラフを高校か大学どちらで教えるか、大学で高校の物理を教えること

についても議論。
神戸会場では新課程の物理に対して批判的な意見が多く出た。特に、波の部
分は三角関数を使っていないので非常に教えづらい。新課程に対する対応を
新しい委員会を立ち上げることにより議論を深めることが連絡された。

2.2004年日本物理教育学会物理教育研究大会

実行委員長:高橋 憲明     実行委員:越桐國雄(事務局長)他

日  程:2004年8月7日(土)8日(日)

             場  所:大阪学院大学

参加者104名 盛会に終わる。

3.青少年のための科学の祭典

(1)ひょうご大会 連絡協議委員長:原 俊雄(神戸大学)

○豊岡会場大会 日程:8月7日(土)、8日(日) 場所:兵庫県立但馬文教府

○丹波会場大会 日程:8月1日(日) 場所:柏原町立崇広小学校

○姫路会場大会 日程:8月11日(水)、12日(木) 場所:兵庫県立大学書写キャンパス

○南但馬会場大会 日程:8月1日(日) 場所:和田山駅前アートほほえみ

○淡路会場大会 日程:8月21日(土)、22日(日) 場所:ショッピングプラザ・パルティ(三原町)

○はりま会場大会 日程:8月28日(土) 場所:兵庫県立先端科学技術支援センター

神戸会場大会 日程:9月4日(土)、5日(日) 場所:神戸市立青少年科学館

※神戸会場には5,600人以上の参加者かあり大変な盛況であった。

第10回目を迎え、5地域7会場の実行委員会が、独立して地域に密着した科
学の祭典を開催した。教師とそれを上回る数の高校生スタッフが延べ1746人
参加し、14,050人の来場者が、科学の面白さ、楽しさを実体験した。
新たに、北播磨地域の有志からの希望で、10月3日に北はりま会場実行委員
会が結成され、来年度那珂ふれあい館(多可郡中町、東山古墳群公園隣接)での
開催に向けて準備中。
(2)大阪大会(サイエンス・フェスタ)

  委 員 長:高橋憲明(大阪学院大学)

  実行委員長:木舩弘一(大阪女子大学)・筒井和幸(大教大付属高校天王寺)

  副実行委員長:至田雅一(大阪府立平野高校)、他

   日程:2004年 8月21日(土)~22日(日)

      場所:ハービスホール

※入場者は2日で約3万人(初日1.3万人、2日目1.7万人)。新企画であった「科学の基礎を訪ねる-大阪市立科学館見学-」は、参加者及びガイドの学生の満足度が高く、予想以上の成功。また、本年度より「関西サイエンス・フォーラム理科奨励賞」が新設され、出展の中から5件が表彰された。

(3)和歌山大会(おもしろ科学まつり)新宮大会

  実行委員長:南敏行(本宮中学) 

  日程:8月7日(土)、8日(日)      場所:新宮市立丹鶴小学校・新宮市民会館

    ※1,000人ぐらいの来場があった。スタンプラリーが成功し、すみからすみまで見てくれた来場者が多かった。市教委の教育長も大変喜んでくれた。

4.「物理教育を考える会Part II 」報告

  実行委員長:藤田利光(和歌山大学)

   実行委員:笠 潤平(京都女子高校)、筒井和幸(大教大付属高校天王寺)他

   日程:2004年9月25日 14:30~18:00

   場所:大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館2階215

  参加者:約40名

  テーマ:「これからの小・中・高を見通した理科教育の在り方」

   内容:話題提供4件と全体討論

 《話題提供》

 「近年の中学校理科の変遷と今後の在り方について」仁木島孝治(大阪市立西中学校)

 「新理科教育プログラム創造委員会での議論の状況」筒井和幸(大教大附属高校天王寺)

 「イギリスにおける必修的理科の物理シラバス」笠 潤平(京都女子高校)

 b「小・中・高校を見通した理科教育の本質」原 俊雄(神戸大学理学部)

 《全体討論》

 始めに、中学校理科の内容の変化や実験を含む授業の実態について質疑が行われた。次に、小・中学校、高校で扱う内容について議論が行われた。義務教育として全員が学ぶ内容をどのように考えるかについては、発達段階に応じて、本質を学ばせ修得させることが重要であるという認識では一致しているものの、「学んだことが生活に役立つことを実感できる内容を取り入れて生徒に関心を持たせるべき」という意見と、「役に立つかどうかや、生徒が興味を持つかどうかは問題ではなく、『学ぶべきこと』は教えなければならない」という意見が出された。これは、児童・生徒に興味を持たせることが教育の目的に含まれるのか、あるいは知識を身に付けさせるための手段なのかという点についての意見の違いでもあった。

 最後は、具体的な「国民的素養」の中身については今後も議論が必要で、この議論の輪を近畿支部からもっと広い範囲に広げていくことが重要だという支部長の挨拶で締めくくった。(文責:筒井)

5.協賛事業 実施報告

(1)大阪大学「高大連携  夏期研修プログラム(物理)」

   主催:大阪大学 大学教育実践センター

    協賛:日本物理教育学会近畿支部、大阪府高等学校理化教育研究会

   後援:京都理化学協会、兵庫県理化学会

   日程:8月16日(月)、17日(火)

   会場:大阪大学 大学教育実践センター(豊中キャンパス)共通教育管理講義棟

   内容:・講義3件

            「光物性と最先端技術」伊藤 正(大阪大学基礎工学研究科)

            「物性物理学が拓くナノの世界」森田清三(大阪大学工学研究科)

            「素粒子物理学の進歩と現代の物質観」高杉英一(大学教育実践センター)

            ・質問コーナー

            ・座談会「物理教育に関する高大連携のあり方について」

              大学側・高校側から、現状と課題について話題提供の後、全体討論

  ※京都、大阪、兵庫などから約40名程度の参加者があり、内容も豊富で充実した研修となった。

  ※来年度も開催するので、企画に関するアイデアを募る。また、来年度は物理以外の科目についても開催する予定。

  ※12月の「理科と情報数理のセミナー」につなぐことを考えている。

(2)西宮湯川「こども科学教室」(共催)

    担当者:三木久巳(和泉工業高校)

   日程:9月11日(土)、12日(日)

   場所:西宮総合教育センター

    ※入場者は約2,500名。ブースは20で、そのうち17は工作。材料費は西宮湯川記念事業運営委員会持ち。希望者は作って持って帰ることが出来る。

  ※西宮市の小学校、中学校の先生が中心になって出展することを事業運営委員会に提案する。

 

6.今後の予定

2004年度 日本物理教育学会近畿支部第3回理事会 議事録(案)から

・日時 2004年9月25日 18:00~19:00

・場所 大阪教育大学天王寺キャンパス 中央館2階215

・出席 高杉支部長 他合計14名 委任状提出13名 で成立。

(1)次年度役員選出について

 ・役員選出の手順とスケジュールについて確認。

 ・役員選出委員は推薦のあった5名については決定。奈良、滋賀については、理事会MLで報告の上で意義がなければ承認。

(2)「科学の祭典」について

 《実施報告》 省略(上記の通り)

 《これからの大会》 → 開会式への支部からの出席者を近日中に決定。

奈良大会

     実行委員長:鈴木孝仁(奈良女子大学) 

      日  程:11月20日(土)、21日(日)

            場  所:奈良女子大学 

   京都大会

     実行委員長:村田隆紀(京都教育大学)

      日  程:11月6日(土)、7日(日)

            場  所:京都市青少年科学センター

    滋賀大会

     実行委員長:村本孝夫(滋賀大学)

      日  程:11月13日(土)、14日(日)

            場  所:大津市科学館 → 昨年並みの規模。工業高校からの出展もある。

      日  程:11月27日(土)、28日(日)

            場  所:高島郡地場産業振興センター

  和歌山大会(おもしろ科学まつり)

    和歌山大会

      実行委員長:宮永健史(和歌山大学)

      日  程:11月27日(土)、28日(日)

            場  所:和歌山マリーナシティ「わかやま館」 → 約35ブースの予定。

(3)協賛事業について

    ①大阪大学「高大連携  夏期研修プログラム(物理)」 上記

  ②西宮湯川「こども科学教室」(共催)                 上記

    ③理科と情報数理の教育セミナー(大阪大学基礎工学部・理学部共催、物理教育学会近畿支部協賛)

      担当者:下田 正、東島 清、三宅和正(以上、大阪大学)他

    日程:12月12日(日)

    場所:大阪大学中之島センター

    内容:現在検討中。近日の内に講師等を決定する予定。理科教育全般に関する全体討論や、外部講師を招いての講演も考えられる。

  ④公開シンポジウム(物理学会大阪支部主催、物理教育学会近畿支部協賛)

   「われわれの宇宙はどうして物質のみからできているのだろうか?」

     担当者:下田 正(大阪大学)

    日程:11月20日(土)13:30より

    場所:大阪大学中之島センター 10階 佐冶敬三メモリアルホール

    内容:講演4件 高杉英一(大阪大学)、益川敏英(京都産業大学)、

            久野良孝(大阪大学)、山中 卓(大阪大学)

       詳細は http://www.phys.sci.osaka-u,ac.jp/jps-osk/2004koukai/ 参照

(4)物理教育研鑽会または見学会

  実行委員長:未定

   実行委員:小川雅史(嵯峨野高校)、山崎敏昭(同志社高校)他

     日程:2005年1月または2月

  内容・場所:同志社大学 エネルギー変換研究センターの見学と講演を予定。

        近日中に理事会MLで報告。

(5)その他

  ①近畿の物理教育第11号原稿募集

   案内発送:8月下旬

  編集委員長:浮田 裕

  副編集委員長:大平雅子

   編集委員:秋山和義・田中義人

  ※今年度は支部の研究大会がないので、大阪で開催した全国大会での発表要旨を掲載することについて、編集委員会で検討する。

  ②「物理教育第52号4巻」編集委員会

  編集委員長:秋山和義

 編集副委員長:大平雅子

  ※原稿を10月2日に東京に送る。現在は査読中。

  ③本部理事会への支部の活動報告について

   ※各事業の実行委員長等に依頼し、事務局で作成。

   ※近畿支部のwebページを間もなく開設する予定。仮に開設した段階で理事会MLで報告。理事からの意見をもらって修正の上、支部会員に文書でも連絡。

   ※今後はwebでの情報公開や情報交換が進むようにする。

  ④世界物理年関係

    日本物理学会などでは、「物理チャレンジ2005」を開催する予定(新聞報道より)。

   ※近畿支部の各事業にも「世界物理年記念」をつける。また、日本物理学会や大阪市立科学館等と協同して記念事業を行うこともあり得る。

   ※今まで各地の「科学の祭典」で培ったものが発揮できる催しにしてはどうか。