日本物理教育学会賞・日本物理教育学会奨励賞 過去の受賞者
日本物理教育学会賞・日本物理教育学会奨励とは
長年にわたり会長を務められた故・大塚明郎先生から寄せられた御厚志を基に本学会の一層の活性化を図ることを主旨として1995年に「大塚賞」が創設されました。発足当初は“活性化”とは若手の育成と奨励を強く意識していました。その後,有志の方々からのご寄付を加えて基金を増補し,2006年に名称を「日本物理教育学会賞(理論部門,実践部門)」と変更し,会員の優れた成果を表彰して学会の活性化を図るべく運用してまいりましたが,最近はその趣旨の周知・徹底が不十分な面があり,「学会の活性化」という目的がやや不明瞭な状況でした。このような状況を改善すべく,2013年度から,学会賞を「日本物理教育学会賞」と「日本物理教育学会奨励賞」の2種類としました。
過去の受賞者
日本物理教育学会賞 | ||
2020年度 | 受賞者なし | |
2019年度 | 受賞者なし | |
2018年度 | 受賞者なし | |
2017年度 | 高見 寿 氏 | 「知恵と工夫で幅広い世代に継続して科学の素晴らしさを伝え続ける実践」 |
2017年度 | 増子 寛 氏 | 「校物理基本実験講習会の立ち上げと各地域における普及啓発」 |
2016年度 | 受賞者なし | |
2015年度 | 受賞者なし | |
2014年度 | 受賞者なし | |
2013年度 | 笠 耐 氏 | 「国際的な交流の場の開拓とそれによる日本の物理教育の発展への貢献」 |
日本物理教育学会奨励賞 | ||
2020年度 | 安達 照 氏 | 「スマートフォンの内蔵センサーや外部センサーを活用するアプリ開発と物理教育への応用」 |
2019年度 | 西村 塁太 氏 | 「クリッカーとレーダーチャートを活用した形成的評価」 「形成的評価の活用は概念理解と学習姿勢を向上させるか」 |
佐藤 昌也 氏 | 「技術支援から発展した物理実験教育の新たな可能性の追求」 | |
2018年度 | 受賞者なし | |
2017年度 | 筒井 和幸 氏 廣瀬 明浩 氏 |
「“自然科学の基礎を訪ねる”15 年間の取り組みと成果」 |
2016年度 | 受賞者なし | |
2015年度 | 檀上 慎二 氏 | 「“万博公園理科実験野外教室” の7 年間の取組み」 |
2014年度 | 植松 晴子 氏 | 「チュートリアル方式による物理教育の実践」 |
2013年度 | 至田 雅一 氏 | 「生徒たちが取り組む次世代育成の理科実験教室の創始と理科教育普及への貢献」 |
本弓 康之 氏 | 「身近な素材を用いた興味深い現象を伴う教材の開発と紹介」 | |
日本物理教育学会賞 | ||
2012年度 | 受賞者なし | |
2011年度 | 受賞者なし | |
2010年度 | 平島由美子 氏 | 「小学校教員支援の実践と支援政策の提言」 |
2009年度 | 鈴木 亨 氏 | 「誤概念を支える因果スキーマ」 |
2008年度 | 北村 俊樹 氏 | 「パソコンを使った手軽で精度のよい音波の実験」 |
2007年度 | 堀込 智之 氏 | 「造波水槽の開発を通じた波動現象の教材化」 |
2006年度 | 金城 啓一 氏 | 「生徒実験を主体としたプログラム学習型授業の実践」 |
大塚賞 | ||
2005年度 | 斎藤 吉彦 氏 | 「方位磁針集団による磁区演示と自発的対称性の破れ」 |
渡邊 儀輝 氏 | 「学校・地域・メディアを巻き込んだ理科教育の実践」 | |
2004年度 | 三門 正吾 氏 | 「紙筒と空き缶を利用した高感度GM管の製作」 |
2003年度 | 米田 隆恒 氏 | 「電子天秤を用いた誘電率および透磁率の測定」 |
2002年度 | 永田 敏夫 氏 | 「モアレ縞で遊ぼう」 |
川上 晃 氏 | 「注射器とフラスコを使ったニューコメン蒸気機関の製作」 | |
2001年度 | 綿引 隆文 氏 | 「物理授業におけるエネルギー環境教育の実践」 |
2000年度 | 宝多 卓男 氏 | 「アルキメデス逸話の再実験」 |
工藤 貴正 氏 | 「夢と楽しさのある演示実験の実践」 | |
1999年度 | 石崎 喜治 氏 | 「雨ドイを使った波動の導入実験など一連の実践」 |
山田 善春 氏 | 「炭酸ガス風船通信など一連の実践」 | |
1998年度 | 受賞者なし | |
1997年度 | 鬼塚 史朗 氏 | 「伝声炎」 |
佐々木修一 氏 | 「渦電流で磁石を浮上させる実験など一連の実践」 | |
1996年度 | 矢野 淳滋 氏 | 「半導体レーザーを使った加速度計」 |
1995年度 | 森 雄兒 氏 | 「陽電子の見える霧箱」 |